冬に食べたくなるあのお菓子が、美容と健康・ダイエットを叶えてくれる!
冬に食べたくなるものの一つにあげられるチョコレート。どうして冬になると甘いチョコレートが食べたくなるのでしょう。コンビニやスーパーでは新製品のチョコがずらりと並び、パッケージを見るとついつい手が伸びてしまいます。でも気になるのがダイエット!チョコレートを食べると太ってしまうのではないかと心配もあるでしょう。
そこでおすすめなのが高カカオチョコレートです。どうして高カカオチョコレートがおすすめなのか、探っていきましょう。
目次
チョコレートは冬に食べるのがおいしい!?
寒くなるにつれて、チョコレートを食べたくなってくることはありませんか?実はチョコレートを食べたくなる理由があるのです。
冬はチョコレートの季節
2023年のチョコレートの支出額を見てみると、2月が最も多くなっています。これはバレンタインでチョコレートを買う人が多くなることからと考えられます。バレンタインを抜きにして見ても、8月に最も支出が少なくなり、12月に向けて徐々に支出が上がってきています。寒くなるとチョコレートを食べたくなるというのは、実際の統計からでも明らかになっています。
出典:総務省統計局 家計調査より作成
https://www.stat.go.jp/data/kakei/longtime/index.html#time
どうして冬になるとチョコレートが食べたくなるの?
しかし、冬にチョコレートが食べたくなる理由は、それだけではありません。
それには、日の長さが関係しています。日本は夏に向かって日が長くなり、冬に向かって徐々に短くなっていきます。人は、日光を浴びる時間が少なくなると、脳の神経伝達物質の一つで、気分や感情に影響を与えるセロトニンの分泌が少なくなります。セロトニンが少なくなると、その原料となるトリプトファン(必須アミノ酸)が欲しくなってきます。チョコレートには、トリプトファンが含まれており、セロトニンが不足している身体がチョコレートを求めるようになるのです。
冬はチョコレートを食べるのに良い季節
チョコレートは種類にもよりますが、溶け始める温度が28℃ぐらいといわれています。夏はチョコレートが溶けやすいため、チョコレートを買う人が少なくなり、溶けにくい気候になってから買う人が増えてくるというのは、想像しやすいと思います。近年夏の暑さは厳しく、それだけでも食欲が減ってしまい、溶けてしまいやすい甘いチョコレートよりも冷たい飲み物やアイスなどが食べたくなるのは当然です。また、気温が下がってくるとチョコレートも溶けにくくなるので、口溶けのよいトリュフなど通常のチョコレートよりも融点の低いお菓子が楽しめるのも、冬ならではの楽しみです。
男性より女性の方がチョコレート好き
総務省から発表された資料を見ると、単身世帯でのチョコレート支出金額は、どの年代でも男性より女性が多く購入していることが分かります。
出典:総務省統計局 家計身にトピックス『チョコレートの季節』
https://www.stat.go.jp/data/kakei/tsushin/pdf/29_2.pdf
よく、女性は甘いものが好きといわれますが、これは、女性の生理的なものによるものと考えられています。
一つは、女性ホルモンのエストロゲンの影響です。エストロゲンは、血糖値が上がるとβエンドルフィンという快楽物質を脳内に放出します。女性は、βエンドルフィンに対する反応が強いため、甘いものを食べるとより幸福感が得られるので、甘いものを欲すると考えられています。
もう一つは、自律神経の影響です。女性は、男性よりも自律神経の影響で空腹時に血糖値を上げる能力が低く、低下しやすいといわれています。血糖値が低くなると、自律神経が乱れる原因となるので、本能的に甘いものを求めるのだそうです。
チョコレートを食べたいけど、太るのはイヤ!
チョコレートを食べたら太るんじゃないの?
チョコレートはダイエットの大敵、チョコレートを食べると太るといったイメージが強い人もたくさんいるでしょう。しかし、それはチョコレートの種類によって変わってきます。
一般的なチョコレートには、脂質や糖質がたくさん含まれている分、カロリーも高くなっています。おいしいから、甘いものが食べたいからと、つい食べ過ぎてしまうと、当然太る原因になります。
しかし、チョコレートの原料であるカカオ豆の脂質は、体内に吸収されにくい、良質な脂質という特徴があります。太ってしまうのは、カカオ豆の脂質の影響だけでなく、その他に使われているミルクや砂糖などの脂質・糖分が太る原因となっているのです。
ダイエットが気になる人におすすめの高カカオチョコレート
ダイエット中は、甘いものを制限する人も多くいますが、そんな時は高カカオチョコレートをおすすめします。高カカオチョコレートは、カカオ含有量70%以上のものを指すことが多く、カカオ含有量が多いため、カカオ本来の香りや苦み、酸味が強く感じられます。一般的なチョコレートよりも、脂質や糖質が少なくなっていため、ダイエット向きといえます。そして、ダイエットに向いているもう一つの理由が、カカオポリフェノールという成分です。
カカオポリフェノールには、脂肪の蓄積を予防する働きや、体脂肪や糖質、脂質の代謝をサポートする働きがあるといわれています。また、血行を促進する働きがあるといわれ、代謝アップサポートにも期待できます。
高カカオチョコレートの効果はダイエットだけじゃない!
高カカオチョコレートは、ダイエットに役立つだけではありません。その他にも嬉しい効果がたくさんあります。
どうして高カカオチョコレートはダイエットにいいの?
チョコレートに含まれるタンパク質と脂質を同時に摂ることで腹持ちがよくなります。さらに、高カカオチョコレートには、食物繊維が豊富に含まれているので、ダイエット中に不足しがちな食物繊維もプラスできます。食事前に食べれば、満足感が得られて食べ過ぎ防止にもつながるでしょう。
高カカオチョコレートの効果を高める食べ方
ただ普通に食べるだけではダイエット効果はありません。ダイエット目的でチョコを食べる場合は、タイミングがあります。それは食前と午後3時前後。食前に食べることで血糖値の上昇が抑えられ、空腹感を抑えることで食べ過ぎを防ぎます。また、午後3時頃は、1日で最も体温が高い時間帯だそうです。その時間にチョコを食べても脂肪をためにくく、太りにくいといわれています。
高カカオチョコレートは健康維持にもおすすめ!
チョコレートの原料であるカカオを砕いたカカオニブは、スーパーフードのひとつ。スーパーフードとは、一般的な食べ物と比べて栄養価が高く、特定の栄養成分が豊富に含まれている食べ物をいいます。植物性食品の中でもポリフェノール含有量が群を抜いて多く、高カカオチョコレートの健康効果が注目されています。カカオに含まれるカカオポリフェノールには、血液をサラサラにする効果があり、血管を広げて血圧を下げる作用が期待できます。
高カカオチョコレートの選び方
カカオ含有量が高ければ高いほど、脂質も糖質も少なくなりますが、その分苦みが強く、食べにくく感じてしまいます。カカオ含有量が70%ほどのチョコレートであれば、ほのかに甘さがあり、苦みも抑えられているので、食べやすくておすすめです。
慣れてくれば、80%などカカオ含有量が高いものにもチャレンジしてみましょう。
まとめ
チョコレートはダイエットの敵と思っているかもしれませんが、カカオ含有量が高いチョコレートなら、逆にダイエットをサポートしてくれる強い味方になります。選び方や食べ方にも注意して、美味しく食べながら、ダイエットにチャレンジしてみましょう。