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公開:2024.11.7 公開:2024.11.7

旬の食材で風邪に負けない冬の身体をつくろう!

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寒くなり始めてきました。冬になると、風邪などの感染症にも気を遣わなくてはいけません。そのためには、身体を作る食から健康維持をして行きましょう。
冬は美味しい食べ物がたくさん出てくる季節でもあります。

旬の食材はなぜおいしい?

旬の食材はなぜ美味しいのか、魚や野菜、果物など、冬が旬の食材の秘密を見ていきましょう。

冬の食材の特徴は?

冬の食材って、美味しいものばかりだと思いませんか?実はそれには理由があります。冬が旬の魚は、寒い冬を乗り切るために、栄養をたくさん蓄える必要があります。そのため、脂が乗って美味しくなります。また、春に産卵期を迎える魚が多く、産卵準備のために栄養をたっぷり摂っていることも、美味しさの理由です。野菜や果物も、水分が寒さで凍らないように、でんぷんを糖に変えることで、甘くておいしい野菜や果物が育つようになります。

冬は食欲が増してくる?

冬になると食欲が増えてくるのは、脳の神経伝達物質であるセロトニンが原因といわれています。セロトニンは、食欲や気分をコントロールもする物質で、日光に当たる時間で分泌量が調整されます。日が短くなる秋から冬にかけて、日光に当たる時間が少なくなることで、セロトニンの分泌が少なくなり、食欲を抑えるのが難しくなるのではないかと考えられています。

 

寒い時期は身体の冷えにも注意

冬に気を付けなければいけないのは、身体の冷えです。身体が冷えてしまうと、健康にも影響が出てきます。

冷えは万病の元

身体が冷えてしまうと、病気に罹らないようにするための免疫細胞の活動が鈍くなってしまい、免疫力が低下してしまいます。また、冷えは自律神経の乱れの原因にもなり、自律神経のバランスが崩れることも免疫力低下の原因になります。

身体を温めるには、日常的な運動と十分な睡眠を心がけ、身体が冷えないように首や手首、足首のウォーマーを取り入れるなど、冷えないための服装にも注意しましょう。そして、飲み物や食べ物は温かいものを選び、そこにショウガやねぎなどの身体を温める食材をプラスするのがおすすめです。

冬の食材は冷え防止に役立つものばかり

特に身体を内側から温める効果があるといわれる根菜類は冬が旬のものが多く、ビタミンEやビタミンCが多く含まれ、血の流れを良くして冷え予防に役立つといわれています。そして、冬になると食べたくなる鍋も、身体を温めるのにおすすめのメニューです。温かいだけでなく、野菜も生で食べるよりたくさん食べられるので、冷え予防にぴったりです。

 

冬の味覚の栄養

冬に旬を迎える食材はたくさんあります。この冬、ぜひ食べてみたい味覚の栄養を、カテゴリーに分けて見ていきましょう。

魚介類編

鯛やタラ、カワハギなどの白身魚には、タンパク質は豊富で脂肪分が少なくてヘルシーという特徴があります。また、それぞれの魚の栄養素の違いもあります。鯛には脳の働きをサポートするDHAやEPA、タラには赤血球が作られるのをサポートするビタミンB12、カワハギには免疫力アップに役立つビタミンDやセレンなどが豊富に含まれています。どの魚もあっさりした味なので、料理のアレンジもさまざまに楽しめます。同じく冬が旬の魚に赤身魚のブリがあります。ブリには、ビタミンB群が豊富に含まれ、疲れがたまりやすいこの季節、疲労回復に役立てられます。魚以外にも冬に食べたくなるのがカキ。カキの代表的な栄養素が亜鉛です。亜鉛は、免疫力アップを助けるほか、味覚を正常に保つ働きがあるといわれています。さらに、疲労回復を助けるタウリンや貧血予防に役立つ鉄分、ビタミンB12も豊富に含まれています。

野菜編

ごぼうや大根、にんじん、さといもなどの根菜類には、食物繊維が豊富に含まれており、特にごぼうは根菜類の中でも食物繊維が豊富に含まれ、便秘解消や腸内環境改善などが期待できます。また、冷え性改善にも役立つといわれているので、身体の冷えが気になる冬にはうってつけの食材です。そして、鍋の具材によく使われる白菜は、緑の葉の部分と白い芯の部分で栄養が違ってきます。緑の葉の部分には、ビタミンCや食物繊維のほか、体内でビタミンAに代わるβカロテンが豊富に含まれています。白い芯の部分には、カリウムのほか、食物繊維のペクチンが豊富に含まれています。

果物編

みかんやゆず、レモンなどの柑橘類には、ビタミンCが豊富に含まれていることがよく知られています。ビタミンCは、免疫力アップに役立つといわれ、風邪をひいたときにみかんを食べるといいといわれるのはビタミンCがたくさん摂れるのが理由です。特にゆずには果実よりも皮にビタミンCが多く含まれ、捨てるところがない果物といわれているので、皮をおろしたり、刻んだりして料理に取り入れてみてはいかがでしょうか。同じく冬が旬のいちごには、ビタミンCのほかにも、虫歯予防に役立つキシリトールが含まれているので、美味しく食べながら虫歯予防が期待できる嬉しい果物です。そして、冬が旬の果物で、特に積極的に取り入れてほしいのがキウイフルーツです。キウイフルーツは、1個食べるだけで1日に必要なビタミンCが摂取できるほど、ビタミンCが豊富な果物です。その他にも、食物繊維やカリウム、ビタミンE、葉酸、ビタミンB6、ビタミンK、マグネシウム、鉄、銅と身体にうれしい栄養素がギュッと詰まっているので、朝食や食後のデザートなどにぜひ取り入れてみてください。

 

毎日の食事に冬の味覚を取り入れよう

冬と言えばやっぱり鍋!

寒い日に食べる鍋は絶品です。ちゃんこ鍋やキムチ鍋、おでん、最近は洋風の変わり鍋も人気で、味つけ次第で飽きずに食べられます。鍋ならたくさんの食材を食べられるので、身体を温めながら、栄養もしっかり摂れます。また、鍋で食材を煮ることで、出汁にも栄養とうまみが溶け出しているので、雑炊や麺を入れてシメまで美味しくいただけます。

スープとの相性も抜群!

鍋で残った材料はスープやみそ汁にすれば食材を無駄にすることもありません。魚や根菜類を具材に、和風・洋風・中華風など、味のアレンジも思いのまま。温かいスープは身体がポカポカしてくるので、朝食に取り入れると、身体を目覚めさせ、内側から冷え予防にも役立つので、ぜひ取り入れてみてください。

果物はアレンジを加えて

果物は、そのまま食べると身体が冷えやすくなるので、食べるときはアレンジをしてみましょう。温かい紅茶に入れてホットフルーツにして飲んだり、パイの材料にしてスイーツを作ったり、トーストに乗せて焼けば、フルーツトーストとして、しっかり栄養も取れる朝食にもピッタリの一品になります。

まとめ

旬の食べ物はおいしく、栄養がたっぷり。特に冬に旬を迎える食べ物は、栄養豊富で美味しく、健康にも良い食材ばかりです。栄養バランスが良い食事は健康と美容のためには欠かせない生活習慣なので、積極的に取り入れていきましょう。

 

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