早期対策がカギ!1月から始める花粉症対策のススメ

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寒い季節が辛く早く暖かくなってほしいと思う反面、暖かくなると毎年悩まされる花粉。今や日本国民の3人に1人がスギ花粉症にかかっているといわれています。国民病ともいわれている花粉症で春が楽しめないという人も多いのではないでしょうか。今年の春こそは快適に過ごせるよう、花粉対策を紹介します。
目次
まだ花粉は飛んでいないのにもう対策が必要?
花粉症対策のカギは早く対処することです。なぜ早くしなければいけないのか、その理由を見てみましょう。
花粉症の原因と症状
花粉症は、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因で起こるアレルギー疾患です。花粉が鼻や目などの粘膜に触れることで身体が異物と認識し、アレルギー反応を起こします。花粉症の症状は、人によってさまざまですが、鼻の症状としてくしゃみや鼻水、鼻づまり。眼の症状としてかゆみや充血、涙が出る。その他の症状として、喉のかゆみや倦怠感、頭痛などがあります。
花粉の種類と飛散する時期
[スギ花粉]2月頃から飛散し始めて3月~4月にピークを迎えます。スギ花粉の飛散量は多く、花粉症で悩む人のほとんどはスギ花粉によるものと考えられます。
[ヒノキ花粉]3月~5月にかけて飛散します。スギ花粉と同様に、花粉症の原因として多く挙げられます。
[ハンノキ花粉]3月~5月にかけて飛散します。スギ花粉やヒノキ花粉と同様に、春の花粉症の原因となります。
[イネ科花粉]カモガヤやネズミホソムギ、ハルガヤなどの種類で、5月頃から飛散し始め、秋頃まで続きます。
[ブタクサ花粉]秋の花粉症の主な原因とされ、8月~10月に飛散し、9月にピークを迎えます。
[ヨモギ花粉]ヨモギ花粉も秋の花粉症の原因です。8月~10月に飛散し、9月にピークを迎えます。
[カナムグラ花粉]アサ科のツル性植物で、8月~11月に飛散し、特に関東で飛散量が多くなります。
花粉症に悩む人は年々増えている
花粉症は国民病ともいわれているように、徐々に患者数が増えていっています。今症状がない人でも、花粉量が多い年に発症してしまったという声もよく聞かれます。
その原因とされているのが、スギ花粉の増加です。戦後の高度経済成長期に国内で大量にスギが植えられ、それらが花粉量を多く出す年齢に成長してきたからといわれています。また、食生活の欧米化や気候変動も原因の一つといわれています。
出典:環境省・厚生労働省「花粉症対策」リーフレット(令和6年1月作成)https://www.env.go.jp/content/000194676.pdf
症状がでる前に対策する重要性
花粉が飛散する時期は、花粉の種類によって異なりますが、スギ花粉については2〜4月頃に飛散のピークを迎えます。その前に薬の服用や生活習慣の改善などの対策することで、症状が軽減したり発症を遅らせることができます。毎年花粉症で悩んでいる人は、年明けすぐからでも耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。
出典:環境省・厚生労働省「花粉症対策」リーフレット(令和6年1月作成)https://www.env.go.jp/content/000194676.pdf
花粉症かな?と思ったら受診するべき?
花粉症かな?と思ったら耳鼻咽喉科を受診するのがおすすめです。受診するメリットや受診せずに対策する方法を紹介します。
花粉症の症状だと実感したら医師の診断を
本当に花粉症なのかどうかを正確に知ることができ、適切な治療が行えます。症状がひどくなると、日常生活に支障も出てしまうので、その前に医師による診断と治療が有効です。また、花粉症だと思っていても、ハウスダストなどほかのアレルギー症状の可能性もあります。症状がでる原因を突き止めるためにも、医療機関への受診は大切です。
病院には行きたくないから市販薬でもいい?
自己判断で対策するにはメリットとデメリットがあります。
【メリット】病院に行く時間が省けることと、ドラッグストアでも花粉症対策薬やグッズが手軽に購入できることなどがメリットで、忙しい人が対策したいときは市販薬で対策をするのもいいでしょう。症状が軽ければ市販薬でも改善する可能性があります。
【デメリット】市販薬が自分に合っているとは限りません。また、市販薬でも副作用が出る可能性もあるため、症状が悪化してしまうこともあります。症状が辛いからといって、用法・容量を守らなければ健康にも影響が出てしまいます。また、何度も市販薬を購入するより、医療機関で受診して治療や薬の処方をしてもらった方が金銭的にも負担が軽くなることもあります。
花粉の季節を快適に過ごす工夫とおすすめグッズで対策をしよう
花粉の季節をできるだけ快適に過ごすためにも、家を快適な空間に維持する工夫が必要です。おすすめの対策グッズを紹介します。
空気清浄機で室内の花粉をキャッチ
空気清浄機は空気中の花粉を吸いこみフィルターに吸着することで、空気を清潔に保ちます。室内に設置する時は、床に近いところで玄関や部屋の出入り口近くに置くことで、花粉が室内の奥へ侵入するのを軽減できます。
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お茶で花粉症が軽くなる?
日常生活で対策をするなら、お茶がおすすめです。中でも「べにふうき」というお茶がおすすめです。べにふうきには、メチル化カテキンという成分が豊富に含まれ、アレルギー反応を抑える効果が期待できるといわれています。
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アロマですっきり
鼻水や鼻づまりで頭がボーっとしてしまうことがあります。そんな時におすすめなのがミントのアロマです。ミントに含まれるメントールが鼻の通りを良くして呼吸を楽にする効果があるといわれ、さらに抗菌作用もあるため、マスクに吹きかけることで症状の緩和が期待できます。
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鼻がムズムズする時は鼻うがいも効果的
鼻うがいをすると、鼻の中についた花粉を洗い流し、アレルギー症状を抑えることができます。また、鼻の粘膜を清潔に保ち、鼻詰まりの改善にも効果的です。鼻うがいをするには生理食塩水を鼻から吸い込み、口から出しますが、難しい場合は市販の鼻うがい器を利用するといいでしょう。
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室内に花粉を入れないように心がける
外出から帰ったら玄関の外で服についた花粉を払い、上着などは玄関にかけておきましょう。毎日の洗濯でも外に干すと取り込んだとき花粉が室内に入ってきてしまうので、部屋干しがおすすめです。
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まとめ
花粉症は不快な症状が長く続き、日常生活に支障をきたす場合もあります。しかし、早めに対策することで、症状を軽くすることは可能です。自宅でも快適に過ごす工夫をして、今年の春を乗り切りましょう。