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公開:2024.6.2 公開:2024.6.2

体調不良になりやすい梅雨。腸活で腸内環境を整えよう

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ジメジメして不快な日が続く梅雨。気分が下がって体調も崩しやすくなっていませんか。それは自律神経が乱れているからかもしれません。
自律神経を整えるには、湿度の調節や栄養バランスの良い食事、適度な運動、十分な休息が必要です。
そして、特に注意してほしいのが、腸内環境です。腸と自律神経には大きな関わりがあり、腸内環境が悪くなると、自律神経も乱れやすくなってしまいます。
今回は、腸から身体の健康をサポートする、腸活について紹介していきます。

なぜ6月は体調不良になりやすい

気候のせいなのか、6月は身体がだるくて調子が悪いな、と感じていませんか。実は、6月の体調不良は、次のようなことが原因になっている可能性があります。

原因①温度差

6月は朝と夜、雨の日と晴れの日では気温の変動が激しいことがあります。また、暑い外と冷房がきいた室内も大きな温度差があります。

温度差が大きくなると、体温を一定に保とうとして自律神経の働きが活発になります。そうすると、エネルギーを多く消費しなければいけなくなり、その結果、身体に疲労がたまっていくのです。これを「寒暖差疲労」といいます。

原因②高い湿度

梅雨の時期ということもあって、雨の日が続いて、空気中の湿度も高くなっています。湿度が高すぎると、自律神経が乱れる原因になるほか、身体の機能としても発汗機能がうまく働かず、代謝の低下や血の流れが悪くなる原因になります。

また、湿度が高くなると、気になってくるのがカビです。カビは、湿度60%以上、温度25℃~30℃で発生しやすくなります。外気と室内の温度差で結露が発生することでも発生しやすくなります。また、カビと同じ環境ではダニも増えやすくなってしまいます。カビやダニの死骸を吸い込んでしまうと、アレルギーを発症したり、呼吸器系の問題を引き起こしたりする原因になってしまします。

原因③生活習慣

雨が降っていると、外出を控えることが多くなり、普段ウォーキングやジョギングをしている人も、運動不足になりがちです。運動不足になると体力が落ちてしまい、その結果、免疫力も低下してしまい、病気になりやすくなってしまうことにもなりかねません。また、運動不足は、自律神経のバランスを乱す原因の一つといわれています。

原因④食生活

暑くて湿気が多いと、食欲がなくなってしまうことはありませんか。食事が満足に摂れていないと、栄養も十分に摂れなくなってしまいます。そんな食生活を続けていると、身体の栄養バランスが崩れ、いたるところに不調が見られるようになります。また、腸内環境も乱れやすくなり、自律神経のバランスが崩れる原因にもなります。

原因⑤ストレス

ストレスは大なり小なりあることでしょう。しかし、ストレスを受け続けていると、自律神経のバランスが崩れてしまい、腸内環境も悪くなってしまいます。梅雨の時期は太陽の光を浴びることが少なくなり、精神を安定する働きがあるセロトニンの分泌が低下することで、気分が落ち込みやすく、ストレスも溜まっていく一方なので、ストレス解消を心がけましょう。

腸内環境が良い状態とは

腸は健康維持に重要な役割を持っている器官です。腸には、善玉菌、悪玉菌のほかに、腸内の状態によっていい働きをしたり、悪い働きをしたりする日和見菌が存在しています。これらの細菌量のバランスとしては、善玉菌30%~40%、悪玉菌10%、日和見菌50~60%が腸内環境がよい状態といわれています。このバランスが崩れてしまうと、腸内環境が悪くなり、身体にさまざまな不調を引き起こす原因になってしまいます。

腸活で腸内環境を良くしていこう

腸は自律神経をコントロールする働きがあり、腸内環境が乱れると、自律神経にも影響があります。腸活は、腸内環境のバランスを整えること。それには、毎日の食事や生活習慣などを見直す必要があります。腸な環境を整えるポイントを紹介します。

ポイント①腸内細菌が喜ぶ食事

食物繊維は腸によいといわれています。食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類があります。不溶性食物繊維は、その名のとおり水に溶けない食物繊維で、水分を吸収することで便のかさを増して排便がしやすくなるという働きがあり、ほうれん草やキャベツなどの野菜、きのこ類などに多く含まれています。一方、水溶性食物繊維は、水に溶けるとゼリー状になって腸内細菌のエサになることで、腸内環境を整える働きがあります。水溶性食物繊維が多く含まれる食品には、大麦や大根、納豆、キウイフルーツ、バナナなどがあります。水溶性食物繊維は、特に朝食に取るのがよいと考えられているので、朝食の一品に加えてみましょう。

ポイント②運動で腸内細菌を活発に

運動は体力づくりや筋力アップだけでなく、腸のぜん動運動を活発にする効果があるといわれています。腸のぜん動運動が落ちると、便がお腹に溜まりやすくなってしまいます。軽いウォーキングは、腸活によいといわれ、お腹を意識して歩くことで、より腸活の効果を高めることができます。

ポイント③リラックスする

強いストレスを受けると、胃やお腹が痛くなることはありませんか。ストレスは腸内環境に悪影響を与えてしまいます。腸と脳は密接に関係しており、ストレスを感じると、その情報が脳から腸に伝わり、必要な腸内細菌が減ってしまうといわれています。ストレスを溜めてもいいことはひとつもありません。リラックスしてストレスを解消する時間を普段から作るようにしましょう。また、寝る前のヨガや瞑想もストレス解消におすすめです。

ポイント④適度な水分補給

水分がしっかりとれていないと、便を柔らかくするための水分が少なくなり、硬くなり便秘の原因になります。冷房がきいた室内にいると、どうしても喉が渇きにくく、水分補給を怠りがちになってしまうので、意識的に水分補給をしましょう。特に朝の水分補給は腸のぜん動運動を活発にします。この時、冷水ではなく、白湯にすると冷えてしまいやすい身体を中から温めることができます。

腸内環境を整えるおすすめサプリ3選

食事で十分に栄養が取れないこともあります。そんな時はサプリメントを活用しましょう。製品によって効果はさまざまなので、いくつか試して自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

カルピス:ビオマイン

成分の「枯草菌(バチルス・サブチルス)C-3102株」は、腸内環境を整えるといわれている成分で、継続的に摂取することで、ビフィズス菌や酪酸産生菌(Lachospira属)が増えることが報告され、腸内環境を整えると考えられています。

公式サイト:アサヒカルピスウェルネスショップ

森永乳業:生きて届く ビフィズス菌BB536

腸内環境を整えるといわれる、ビフィズス菌BB536を生きたまま腸に届けられるサプリ。ビフィズス菌BB536は、30カ国以上でもサプリメントに使用されており、世界でも安全性が高いといわれています。

公式サイト:大正製薬のプレミアムプロバイオティクス

ヤクルト:マルチプロバイオティクス

「ヤクルト」の乳酸菌シロタ株と「ミルミル」のビフィズス菌が一度に取れるサプリ。国内で安全性が認められた原料だけを使用し、毎日の健康をサポートします。偏った食生活やストレス、運動不足に悩む人におすすめです。

公式サイト:マルチプロバイオティクスサプリメント

まとめ

身体の不調を感じやすい梅雨の時期、腸活で腸内環境を整えることで改善できるかもしれません。腸内環境が悪くなると、身体のあらゆるとことに不調を感じてしまうので、毎日の規則正しい生活とともに、腸内環境を整える食事や運動などを心がけ、サプリメントも取り入れながら、憂鬱な気分になりやすい梅雨を乗り切りましょう。

 

原稿/編集部

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